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漢方薬『消風散(しょうふうさん)』は非常に良い薬だと改めて実感しました。
消風散の「風」とは皮膚疾患では「搔痒」と「皮疹の拡大傾向と移動性」の意味で、その「風」を消す漢方薬が消風散です。
(例)70歳後半の女性の皮膚疾患
右大腿外側で痒みが強く、発赤、やや熱感があります。
表面は乾燥でも湿潤でもありません。
消風散に赤みと熱感を取るために少量の黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、血液の汚れと便通をつけるために少量の大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)を混合しました。
2回服用後来店されまして、「痒さがましになってます」とのことです。
気を良くされて「キッチリ続けて飲みます」と仰ってお帰りになりました。